鍼灸の治効理論をわかりやすく解説|EBMと東洋医学の統合

私たち鍼灸師は、治効理論やEBM(エビデンス・ベースド・メディシン)についても学んでいます。

けれど、その内容は専門的で、一般の方にはなかなか伝わりにくいのも事実です。

私は、 「なぜ効くのか」をできるだけ分かりやすくお伝えしながら、 納得して施術を受けていただきたいと考えています。

エビデンスに基づく現代医学の視点と、 経絡や気・血・津液・精のバランスを整えるという東洋医学の視点。 どちらか一方ではなく、 それぞれの良さを活かしながら施術を行うことが、私のスタンスです。

最近読んだ

『東洋医学はなぜ効くのか ――ツボ・鍼灸・漢方薬、西洋医学で見る驚きのメカニズム』

(山本高穂・大野智/ブルーバックス)

東洋医学のメカニズムを、生理学や神経科学の視点から解説している一冊です。

たとえば―― 便秘改善のツボとして知られる合谷(ごうこく)。

刺激は手の皮膚から感覚神経を通り、脊髄へ入り、さらに脳幹へと伝わります。

脳幹は自律神経の調整中枢でもあり、体性―自律神経反射を介して胃腸機能に影響を与える可能性があると説明されています。

副交感神経(迷走神経)の活動変化を通じて、腸の運動が調整されることが示唆されています。

もちろん、すべてが完全に解明されたわけではありません。

研究の強さや再現性には領域ごとの差があります。

それでも、 「なぜ効くのか」を神経科学や免疫学の視点で考えようとする動きは、確実に広がっています。

鍼灸は医療の代替ではなく補完。 生活の質(QOL)を整える選択肢の一つとして、 理論も大切にしながら向き合っていきたいと思います。

気になる方はこちらから

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東洋医学はなぜ効くのか ツボ・鍼灸・漢方薬、西洋医学で見る驚きのメカニズム (ブルーバックス B 2261)

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