
―ストレス社会にこそ必要な“気のメンテナンス”―
こんにちは。ここの葉鍼灸院です。
このコラムでは、はり・お灸・漢方などの東洋医学の視点から、現代をしなやかに生きるヒントをお届けしていきます。
第1回目のテーマは、東洋医学の基本中の基本ともいえる「気(き)」について。
◯ 「気」は、体と心をめぐるエネルギー
東洋医学では、私たちの身体と心は「気・血・水(き・けつ・すい)」によって支えられていると考えます。その中でも「気」は、目には見えませんが、体を動かし、心を支え、健康を保つための根本的なエネルギー。
この「気」が不足したり、滞ったり、逆流したりすると、不調のサインが現れます。
◯ もしかして、こんな不調ありませんか?
・なんとなく元気が出ない
・ため息が多い
・イライラや落ち込みが続く
・げっぷやおならが出やすい
・手足が冷える
これらはすべて「気虚(ききょ)」「気滞(きたい)」「気逆(きぎゃく)」などの「気のトラブル」かもしれません。
◯ 現代人に多い「気滞」とは?
「気滞」とは、気の流れが滞っている状態。ストレスや緊張、生活の乱れが原因で、気の通り道がつまってしまうのです。気滞が進むと、うつうつした気分や、げっぷ、便秘、生理痛などを引き起こします。
東洋医学では、そんな「気滞」には「気を巡らせる治療」が効果的。鍼灸でツボを刺激したり、香りのよい漢方薬やお灸で気の流れを整えます。
◯ 東洋医学は「未病」にアプローチする医学
西洋医学は「病気を治す」医学。
東洋医学は「病気にならないように整える」医学です。
東洋医学は、体調の揺らぎや“まだ病気とはいえない不調”=「未病(みびょう)」に気づき、早めにケアすることを大切にしています。
◯ ここの葉鍼灸院でできる「気のケア」
当院では、以下のような施術で“気の流れ”を整えていきます。
-
鍼治療:気の通り道=経絡にアプローチし、めぐりを改善
-
お灸:温熱刺激で気を補い、巡らせる
-
整体:筋肉と自律神経にアプローチし、身体の緊張を解放
「なんとなくしんどい」「病院に行くほどじゃないけど…」
そんな方にこそ、東洋医学の視点が力になります。
◯ さいごに:気は「自分らしさ」のエネルギー
気のめぐりは、自律神経のバランスや心の調子にも影響します。気が整うと、自然と呼吸が深くなり、表情がやわらぎ、気持ちにも余白が生まれてきます。
忙しい日々の中で、ふっと立ち止まって「わたし」の声に耳をすませてみませんか?
ここの葉鍼灸院は、あなたの“めぐり”を整えるお手伝いをいたします。